初回放送レビュー
どこをターゲットにしているかが分からない作品です。第1話を見る限りでは若干のオープニング詐欺じゃないかと感じてしまいます。OP曲は当作品の主人公である四谷みこ役の雨宮天が歌っていて、歌詞も作品の内容に合わせた歌詞となってはいるのですがポップで明るめの色遣いをしているため、コメディよりのホラーなのかと思いきや第1話ではコメディ要素はひとつも無くガッツリとホラーまみれとなっていました。
一体どこの層をターゲットとしてこのアニメを制作しているのだろうという疑問がずっと頭の中に浮かんでしまいました。原作を読んでいる人には納得の内容だったのでしょうか・・・こういった作品にはホラー要素の中にも女の子の可愛さというものがあるからファンが付くのであって、完全なホラーファンはアニメなんかは観ないでしょう。
少なくとも第1話では女の子の可愛さが前面に押し出されることはほぼ皆無だったように思われます。しかし、登場する女の子の声優が雨宮天に本渡楓に佐倉綾音という具合な訳ですから、今後はそういった面の描写もあれば良いなと思います。
Passioneの作画のクオリティは素晴らしく女の子も可愛く描けているので今後の展開によっては筆者の印象もガラリと変わると思います。
でも第1話でそういった要素が少ないのは一話切りしてしまう対象にもなってしまい、視聴してくれる人数も減ってしまうので、できることなら第1話からその辺も考慮した展開の方が好ましかったです。
~総評~
ホラー好きにはたまらない作品にはなっていたのでしょうか・・・?
正直なところホラー好きでもない、アニメ好きの筆者からしてみれば終始面白いと感じることが一度も無く最後まで突っ走っていった感じがしてしまいます。
作画のクオリティに関してはキャラクターも可愛く描けてはいますし、霊についてはここまで頑張らなくてもと言うくらいにかけていると思います・・・が、正直そのギャップをどう楽しんでいいのかが全く持って分からないのです。
結局ストーリー的には何を描きたくて、また第1話から最終話までの全体で視聴者に対して何を見せたかったのかが理解することができませんでした。
先ほども同じことを書きましたがホラー好きの方、もしくは原作好きの方の意見を是非とも聞いてみたいものです。筆者の周囲という狭い範囲になってしまいますが、その狭い範囲ではすこぶる評判は良くありませんでした。むしろ良く途中で辞めないで最後まで観たねと褒められるほどです。
アニメーションとして観たときにはダメなところは全然無いのに、本当につまらないと感じてしまうなかなか珍しい作品になっていたと思います。
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