あらすじ
アイスホッケーチーム「ドリームモンキーズ」。本拠地は栃木県日光市。そのチームが開催する体験教室の門を叩いた、地元の中学生である水沢愛佳とその妹である水沢彩佳、そして幼馴染である柳田薫子と小野真美。同じく参加する鷺沼梨子と高木尚実も姿を現した。練習が終わった後、全員はアイスホッケーに魅せられ、「来週にも参加しよう」と言うまでになっていた。まもなくして、監督の羊子から誘われたことを機に、愛佳や彩佳、薫子、梨子、尚実は正式にそのチームに所属することとなった。
そんな中で、「釧路スノウホワイト」という強豪チームに所属していた、有名な選手・清瀬優が、チーム並びにアイスホッケーを辞めることを決意し、祖母が住んでいる日光市にやって来た。優はもう二度リンクに立つことはないと思っていたが、羊子や愛佳たちによって優は再びリンクへと引き戻され、ドリームモンキーズに新人チームが誕生した。練習試合や合宿などでそれぞれ成長し、チーム全員も一丸になっていった。
合言葉は「心の絆でパックをつなげっ!」。ドリームモンキーズが大会へと臨もうとする、汗と涙の成長ストーリーが幕を開ける。
引用元:ウィキペディア(Wikipedia)
初回放送レビュー
アイスホッケーシーンから始まりますが、最初のアイスホッケーシーンはスピード感もあり筆者の期待値がグンっと上がったのですが、その直後にライブシーンになった時には思わず笑ってしまいました。正直、詰め込みすぎです。色んな要素を詰め込んで様々な方向からファンを獲得しようとするメディアミックス展開の悪いところですね。アイスホッケーという要素だけでも十分に興味をそそられるものになってはなってはいると思うのですが。
主人公の水沢愛佳を演じる増田里紅はアニメ初出演にして主演になります。他のメインキャラクターもほとんどが経験の浅い方達になっています。演技の方は少し大目に見る必要性がありそうです。むしろ経験が浅い割には全然違和感も無く合格なぐらいです。こういったメンツということはは際のライブ活動なども視野に入れているのでしょうか。
制作はC2C です。最近は年に1・2本の元請作品をつくっているぐらいの元請を行なう中では大きな会社ではないですが、作画のクオリティも安定していて期待感も安心感もあります。
第1話はプロローグ的なものなので今後どのようになっていくのかは分かりませんが、キャラクターは可愛く、アイスホッケーシーンは臨場感もあり先が楽しみな作品にはなりそうです。
アニメ開始直後のライブシーンの振付がソリッド・キューブ(能登有沙)とEDでテロップされたのを見て、なんだか嬉しくなってしまったのは筆者だけではないはずです(笑)
~総評~
正直がっかりです。がっかり過ぎます。内容の盛り上がりやクオリティなど右肩下がりだったのではないでしょうか。筆者の中ではピークは第3話だったと感じています。
真美が引っ越す前の思い出作りに初めての試合を行ない内容的には9-1で負けてしまうわけですが、最後に気持ちで1点を取って全員が満足げな感じとなります。アニメの中での試合自体の尺はとても短いのですが、後に出てくる『心の絆でパックを繋げ』にふさわしい内容を上手く描写できていたと思います。
そこからの真美との別れでED曲であるMay’nのオレンジが掛かるわけですが、この愛佳と真美の別れに曲が完璧にフィットしていて思わず2回観てしまったほどです。
アニメの世界には三話切りという言葉もあるので、第3話までに視聴者の心を掴むのはとても大切なことではありますが『プラオレ!』に関しては第3話がピークとなってしまい伸び悩んでしまった気がします。
もちろん観れないレベルという話ではありませんがイマイチしっくりこないことが多すぎます。筆者的にはチームメイトの先輩とは一体何なのか?というのが一番の疑問です。気付けば誰一人苦労すること無くレギュラーになっています。他にも第3話であれだけ感動の別れを描いた真美との再会もアッサリ過ぎる気がします。
最終回の劇的な勝利のあとにみんなで抱き合ったりするシーンに限っては何故止め絵にてワンシーン・ワンシーンやるのか全く持って理解できませんでした。スローモーションにて描くのならまだ理解できますが、あそこまでコマ切れで描写してしまうとただの紙芝居でしょう。納期に間に合わなくて原画枚数を減らしてきたのかと邪推してしまいます。
一番最後にはアニメの続きはゲームでというナレーションが入りますが、正直アニメ好きとしてはアニメで観たいのです。別にゲームをしてまで知りたいという感じはしません。ゲームをすることによって内容が補完されるようにできているのかもしれませんが、アニメだけでも納得のいくつくりにしておいてもらいたいものです。メディアミックス展開の悪いところが出た作品になってしまった気がします。キャラクターは可愛く描けていたのでそこは良かったと思います。
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