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『月とライカと吸血姫』の評価・感想

© 牧野圭祐・小学館/「月とライカと吸血姫」製作委員会

作品名:月とライカと吸血姫

制作:アルボアニメーション

公式ページ:https://tsuki-laika-nosferatu.com/

オススメ度:4.0

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あらすじ

宇宙飛行士候補生であるレフ・レプスはチーフ技術者よりある任を受ける。人類初の宇宙飛行に向けて、無重力下での人体への影響を見たいと。しかし、実験も無しではリスクが大きすぎる。そのために、吸血鬼を実験動物として打ち上げるので、訓練の付き添いをしてほしいというのである。

吸血鬼の名前はイリナ・ルミネスク。17歳の少女であった。2人の出会いこそ、史上初の宇宙飛行士誕生につながっていく。

引用元:ウィキペディア(Wikipedia)

初回放送レビュー

人類が宇宙に行く前という少しばかり前の年代を舞台にした設定に吸血鬼というファンタジー要素を含めたアニメです。最近は転生だったりタイムリープだったりと複数の世界観のギャップで物語を進めていく内容のアニメが多いので、こういった作品は珍しい部類になるかと思います。

アニメが始まってアバンタイトルも早々にOPが入るわけですがOP曲がALI PROJECT ・・・このインパクトでこのアニメは他のアニメとは一味違うのではないかと思わせるだけの何かがあります。

原作がノベルということもあって、開始直後から油断しているとすぐに世界観や設定についていけなくなりそうになってしまいます。

事件を起こして宇宙飛行士になれる可能性が低いレフ(CV.内山昴輝)吸血鬼のイリナ・ルミネスクの世話を任されることになるわけだが、この吸血鬼が林原めぐみ。こんなところでお見かけするのはなかなかのレアなケースでビックリしてしまいました。この事件を起こしてというのを話の中にさりげなく入れてきて、少しずつ伏線を張り巡らさせていく感じはいかにもライトノベルって感じで良いですね。

第1話では設定の周知とキャラクター紹介ぐらいの内容となっていました。こういった作品の評価は最後まで観てみないと分からないことが多いです。

アルボアニメーションが元請なのは珍しいですがクオリティはまずまずでしたので、今後にも期待が持てる作品となっていました。

~総評~

巷の評価は分かりませんが筆者個人的には好きです。こういった世界観をしっかりと描けている作品はとても好感が持てます。原作がライトノベルということなので原作を読みながら想像を膨らませるというのも世界観を存分に楽しめることができるのかもしれませんが、活字が苦手だったり、学校や仕事で疲れていてライトノベルを読む気になれないという人もたくさんいると思います。そういった人達にとっては映像や音楽、効果音などによって感覚的に世界観を感じることができるアニメというものの需要が高いのではないでしょうか。

そんな中、このアニメに関しては世界観を視聴者にしっかりと伝えることができていました。アニメだからといって世界観を簡単に視聴者に伝えられるわけではありません。それを行なうことができるのはしっかりとした構成クオリティがあるからです。

最近のアニメのトレンドとは違う内容となっていますがこの内容が10年前に放送されていても、また逆に10年後に放送されても楽しめる作品になっていると思います。トレンドではないからこそ色褪せることの無いものに仕上がっているのだと筆者は思います。

そんなアニメの内容と同様に今をトキメク声優ではなく林原めぐみというところも色褪せないひとつの要因になっています。声だけを耳で聞き頭で判断すれば、『林原めぐみ!』という感じでしかないのに、映像と一緒にすればイリナ・ルミネスクとしての存在感はハンパなかったと思います。

神アニメではないですし万人が面白いと評価するものでも無いと思いますが、間違いなく良作ではあると思います。こういったアニメが1クールに3本くらいあると嬉しいところです。

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