あらすじ
毎年夏に開催される、アイドルを目指す少女たちにとっての最大の登竜門である全国アイドルオーディションリアリティショー、「SELECTION PROJECT」は、アイドルを目指して努力する全ての少女にとっての憧れの舞台となっている。そして、伝説のアイドル「天沢 灯(あまさわ あかり)」が生まれた場所でもある。美山 鈴音もそんな夢のステージに憧れたひとり。幼少期から病弱だった彼女は、病室で何度も灯の歌を聴き、たくさんの笑顔と勇気をもらっていた。「灯ちゃんみたいなアイドルになりたい」という夢を叶えるため、中学校最後の夏、鈴音は第7回 SELECTION PROJECTへの挑戦を決める。SELECTIONに挑む少女たちは、誰にも負けない強い気持ち、積み重ねた努力、人並み外れた魅力を持っている子ばかりだが、何千人の候補者のなかから選ばれるスターは数名のみ。夢を叶えるために、少女たちの熱く過酷な戦いがはじまった。
引用元:ウィキペディア(Wikipedia)
初回放送レビュー
いや、もう最初から『IDOLY PRIDE』感を感じてしまったのは筆者だけではないはず・・・。
第1回SELECTION PROJECTの優勝者が交通事故で死亡しているとか、もうデジャブ以外の何ものでも無いです。『IDOLY PRIDE』と全く一緒です(笑)
こういったアイドルものは正直内容は二の次というイメージがあります。どれだけ頑張ったところでアイマスやラブライブを超えることは難しいからです。詰まるところ勝負はキャラクターの可愛さと曲の質。声優達のライブ活動などのメディアミックス展開をどれだけ上手くやるかというのが大切なので内容は当たり障りないものになってしまうことが多々あります。この作品からもそういった臭いがプンプンします。
第1話では各地の予選の模様と主人公がセレクションに落ちるというぐらいの内容しか描かれていません。今後も内容はあまり期待できないのではないかと思われます。『おちこぼれフルーツタルト』のようにアイドルでも少し違う方向のアイドルアニメとなっていれば期待出来るのですが・・・。
タイトルからしても王道のアイドルアニメであることは間違いないので筆者の期待度の低さを良い意味で裏切ってくれることを願っています。
第1話があまりの内容の薄さに書くことが少なくなってしまいました。
動画工房にはここで本来のキャラクターを可愛く描くスキルを見せ付けて頂いて『おさまけ』の汚名返上をして頂きたいですね。
~総評~
初回放送レビュー時に『IDOLY PRIDE』感を感じてしまうと書きましたが、まさか本当に主人公の心臓が人気アイドルの心臓を移植したもので、そのアイドルの妹と同じアイドルグループになるというところまで一緒とは笑うしかないです。
色々な意味で予想を裏切る展開の連続であり、思わずツッコミたくなることが多々あります。
第10話あたりからの展開スピードはとても早く、あまりの展開の早さにダイジェストを見せられているのではないかと感じてしまうほどでした。
第11話から本格的に路上ライブを始めたはずなのに第11話の終わりでは SELECTION PROJECTに復帰できる話になってしまいます。この展開速度にも驚きですが、筆者はてっきり誘いを断って自分たちの力で上を目指すのかと思ってしまいました。だってそれでこそアニメの中での台詞に出てくる「Girls be ambitious」ってものじゃないのですかね。
さらに一番のツッコミどころは倒れて救急車で運ばれた鈴音ですが、みんなが時間を稼いで最後にはステージに戻ってきます。いや、倒れて救急車で運ばれたのに行かせちゃ絶対にダメでしょ!と思わずツッコんだ人も多いのではないでしょうか。天沢灯の時のような後悔は二度としたくないと社長が語っていたのは一体なんだったのでしょうか・・・。
あそこで鈴音を簡単に行かせるのであれば社長の後悔のシーンはいらないですし、後悔のシーンを入れるのであれば鈴音が社長の制止を振り切っていこうとするシーンか、鈴音と玲那、さらには鈴音の両親が社長に頭を下げて懇願し、その思いに折れる社長といったシーンがなくては完全に視聴者は???となっているはずです。
作画や音楽は悪くなかったのですが肝心の内容が御粗末過ぎて評価のしづらい作品となってしまいました。アイマスやラブライブのようなビッグコンテンツを目指しているのか、アイドルアニメのメディアミックス展開はたくさんありますが、色んな事にそろばんをはじき過ぎて一番肝心なアニメの段階でミスってしまっている気がしてしまいます。
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