あらすじ
学校全てが、異世界へと転移されてしまい、その森を彷徨っていた高校生・柊誠一は、サリアと呼ばれるゴリラに襲われてしまった。だが、「私、初メテ。ダカラ、優シクシテネ？」と、誠一はサリアに懐かれてしまった。サリアに対し、「ゴリラもありなのか？」と思っていた矢先に、2人は悲劇に見舞われてしまった。2人はその「進化の実」を食べていたが、そこには信じることのできない奇跡が起きる。
引用元：ウィキペディア（Wikipedia）
初回放送レビュー
私の中では一度も流行はしていないのですが最近のトレンドである異世界転生モノです。みんなもう飽きてきているのではないかと個人的には思っているのですが、これだけアニメ化されるということは、まだまだ需要があるということなのでしょうか。
アバンタイトルから主人公と美少女が登場し、この二人がキャストを見るまでもなく誰か分かってしまうほど特徴のある声の下野鉱と花澤香菜。冴えない主人公をやらせたら下野の右に出る者はいないですし、花澤香菜も以下同文です。
アバンタイトルから時間は少しばかり遡り話は始まりますが、話の内容はきっと見飽きた人もいるであろう転生先で主人公が俺TUEeeeee状態になったしまうヤツです。この内容ですとまたこれかと思って第１話、もしくは第１話の途中で観るのを辞めてしまう人もいるのではないでしょうか。
第１話を見る限りクオリティの方はまずまずですが、制作がHOTLINEなんて初めて見たような気がするのですが、他にも元請で何かやっていたのでしょうか。
OP曲には南條愛乃、ED曲にはPoppin’Partyとなかなかのアーティストを起用しています。しかし、Poppin’Partyと聞くとどうしてもバンドリ感が頭の中をよぎってしまって、ちょっとばかし脳内で何かしらのフィルターが掛かってしまっている気分になってしまいます。
今後はメスのゴリラが花澤香菜演じる美少女に進化していくなど結構ぶっ飛んだ展開にもなっていきそうなので、良い感じに突き抜けてくれることを期待して次回以降も視聴していきたいと思います。
～総評～
中途半端でした。ぜ～んぶ中途半端でした。
バトルものとしても、コメディとしても、ハーレムものとしても、俺つえぇぇ系のアニメとしても、内容自体も作画も全てにおいて中途半端でした。面白いと思う要素は一個も無かった気がします。
ＯＰ曲とＥＤ曲には力を入れていますが正直このアニメには勿体無いとすら思ってしまいました。
一応最終話まで観たのですが、このレビューを書きながら思い出そうとしても内容をイマイチ思い出せませんし、登場キャラクターの名前も頭の中に残っていません。
面白くないのなら、せめてキリよく終わりを迎えて欲しいものですが、最終話も意味の分からない伏線を張りながらの終わりとなります。挙句の果てには2期を匂わせつつ終わらせるのです。
2期をやるのであればやるでいいですが無駄な匂わせには腹さえ立ってしまいました。内容が面白くなく感じたり、予算や納期、制作スタッフの関係でクオリティがいまひとつになってしまうのは若干しょうがないと思うことも出来ますが、無駄な演出や構成に匂わせに関しては監督や脚本が少し冷静になって考えれば不必要なことなど分かるでしょう。
ＣＶ・ＯＰ・ＥＤと豪華なのに何一つ『実』を結ぶ作品にはなりませんでした。『進化の実』なのに残念です。
誰かにオススメすることは絶対に無い作品です。
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