第1話 「召喚」
いわゆる異世界召喚もの。現実社会で普通の会社員であった 小鳥遊聖(CV.石川由依) が異世界に「聖女」として召喚されるが、特に何をさせられるわけでもなく暇になってしまう。1話ですぐに薬用植物研究所の研究員となり、聖の作ったポーションだけ1.5倍の効果のものができてしまう。この辺はよくある特別なチカラなわけだが、1話を観る限りでは 小鳥遊聖 というキャラクターの設定がイマイチ分からない。なぜそんなに異世界に召喚された後の適応力が高いのか?現実世界に嫌気が差していたからなのか?薬草の基礎知識は転生前からあったのか?第1話の中での時間の進み具合も分からない為、どれだけの期間を持ってして安定して魔力を使えるようになったのか等、色々と疑問は残る。
ただの一人のユーザーとして言わせてもらうのなら、そこまで展開スピードを上げずにもう少し小鳥遊聖というキャラクターのひととなりを描いても良かったのではないだろうかとは思う。
本作のシリーズ構成は『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の原作者である 渡航 が担当している。今後、こういった方向により力を入れていくのだろうか・・・。
第2話 「親交」
前回の終わりに助けた騎士団の団長と再会する。騎士団長は聖も惹かれるイケメンキャラである。私の中ではイケメンといえば櫻井孝宏と言っていいぐらいの安定感である。今回は聖が料理もできるというのが描かれるがその辺も1話の時と一緒で、料理もできるの?って感じである。ストーりーの流れ的には1話の始まりでも23時まで仕事をしていたように現実世界のときの聖は仕事で大変といった感じで描かれているが、料理までできる設定なのはイマイチ分からない点である。
2話の途中で聖はメガネを掛けなくなっているのだが、途中でクマを消す薬を作ったら視力も良くなったと言っていたり、図書館で会ったエリザベスとどんどん仲良くなっているなど、24分間のアニメの中でどれだけの時間が流れているのかは相変わらず把握できない。ちょっとしたことが引っかかるとアニメに入り込んで観れなくなるのでマイナスポイントではある。
作画に関しては安定していると思われるが、私としては聖はメガネ姿の方が魅力的だった気が(笑)
それよりも一緒に召喚された聖女はどうなったんだ・・・沙優は・違った・・・市ノ瀬加那は・・・
2話でOPとEDが掛かるわけだが、1話はエンディングにOPを流していたようだ。根本的にOP曲とED曲が逆の方が良いと思うのは私だけだろうか・・・。
第3話 「王都」
ホークと聖のデート回です。正直あまり中身の無い回の様に思います。街の描写も無さ過ぎて異世界文化も大した分からないです。第3話のタイトルが「王都」の割には王都の紹介も無く、ホークのイケメンっぷりだけを視聴者様へお届けしています。ホークが氷の魔法使えるという紹介だけしたかったのでしょうか・・・。
3話の後半は魔力付与についてですが、この魔力付与が今後の展開に関係してくるのだろうか。ホークに髪留めのお礼に聖が魔力付与したアイテムを渡したが、これが今後重大な仕事を果たすことになるのだろうか。もし、今後の展開に大した関係ないのだったら、ただのプレゼント交換という意味の無いお話になってしまいます。
第4話 「奇跡」
召喚されて1年未満だったの?いや、そもそも召喚されてどれだけ時間経過しているのさ・・・。
聖は一緒に召喚された、もう一人の聖女が本当は聖女ではない可能性があることを非常に嫌な心当たりがあると言っているが、正直なぜそう思ったのかが分からない。現実世界から異世界召喚された側の聖に心当たりとかあるものですかね。聖は召喚された時の一瞬しか同時に召喚された聖女に会ってないのに。
腕の再生とか聖女様半端ないんですけど・・・。最近『俺つえぇぇぇぇ』系のアニメが多いですが、『私すげぇぇぇぇ』系アニメだったんですね。『エリアヒール』って魔法の名前は安直で少し笑ってしまいました。
第5話 「鑑定」
第5話の冒頭部分は聖の鑑定するシーンから始まって、OPからの鑑定に向かう馬車のシーンに1度戻されてから再度冒頭の鑑定シーンに戻ってきますが、それでしたらOP前が鑑定に向かう馬車のシーンから始まって、OPからの鑑定シーンでよかったのではないでしょうか。30秒無駄にしてしまった気がするのですが・・・。
第1話からずっと疑問なのが、カイルは何故アイラを聖女だと思ったのでしょうか?聖はそんなに怒るほど召喚されたときの対応に不満があったのでしょうか?周囲の対応からしてもカイルの行動が意味不明なだけで聖は結構丁重に扱われていた気がするのですが・・・。
作画のクオリティは始まってからずっと安定して良いのですが、聖が謁見の前にメイクした時に鏡を見て「うわ!誰だこれは。」と言ってますが、普段の聖との違いが分かりません。逆に普段のシーンの作画がイマイチでしたら、そのシーンのクオリティを上げるだけで視聴者側からしても違いが分かるんですけどね。
第6話 「淑女」
なかなか内容の薄い回でした。この回が溜め回として伏線が張り巡らされているとは思えませんが、構成上必要だったのかは続きを観てみる必要があります。3クールぐらいあるならこういった回があってもいいとは思いますが・・・。
前半(第1~3話)は時間経過が早かったように感じたのですが、第5話、第6話とあまりストーリーが進んだ感じがしません。前半をもっとしっかりと描いた方が良かったのではないでしょうか。
第6話まで進んで、作画のクオリティを一定に保っているあたりは素晴らしいと思います。第6話ぐらいになってくると各アニメで差が出てきてしまったりしまいますからね。
続きが気になるというよりは、どうやってアニメを終わらせるのかが気になってしまいます。
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