あらすじ
高校生となった主人公・向井直也は、ずっと想いを抱いていた幼なじみの少女・佐木咲から交際を受け入れられるが、ほどなくして自身を想い続けていたというもうひとりの少女・水瀬渚から交際を申し込まれ、悩みぬいたあげくに両者合意での二股交際と、3人での同居を提案する。当然猛反対する咲だったが、渚は直也といられるならと受け入れ、渚のいじらしい姿にほだされた咲も結局は了承、3人は直也の自宅で内緒の同居生活を開始する。さらに3人は、同級生の美人動画配信者であるミリカこと星崎里香や咲の親友で学業優秀な桐生紫乃とも接点をもち、ミリカや紫乃までも直也に惚れるという複雑な人間関係に発展する。
引用元:ウィキペディア(Wikipedia)
初回放送レビュー
週間少年マガジンにて連載中の漫画が原作のアニメですが、原作の進み具合を考えるとどう終わらせるのかというのが始まったばかりなのに気になってしまいます。
声優陣は始まる前から分かってはいましたが豪華です。豪華ですが始まる前に持っていた違和感は始まってからも感じてしまいました。向井直也(CV.榎木淳弥)、佐木咲(CV.佐倉綾音)は少し違和感があります。佐倉綾音は何話か進むうちに耳が慣れてくるかも知れませんが榎木淳弥に関しては、もう少しアホ感の強めの声優の方が良かったのではないかというのが第1話を観た感じの印象です。
他にもアニメの色彩が淡めでパステルカラーが多く綺麗なのも気になります。作画も良いですし色彩も綺麗で中国アニメーター恐るべしって思うところもあるのですが、あまりにしっかりと描かれているのでマジメに二股をするというアホらしさが薄れちゃっている感じがしてしまいます。
過去作にイメージが引っ張られてしまっているというのもあるでしょうが『マンガ家さんとアシスタントさんと』や『アホガール』はもっと馬鹿馬鹿しい感じが出せていて良かった気がします。
今回『カノジョも彼女』の第1話を観ていても、馬鹿馬鹿しいところはたくさんあったのですが観ている最中に思わず笑ってしまうということはありませんでした。
制作会社がどう創りたいのかは分かりませんが私的にマンガの馬鹿馬鹿しさをアニメにすることにより、より一層馬鹿馬鹿しく描いて欲しかったと思います。
OP曲もED曲も普通のラブコメに使われるような曲になっていましたが、そこもいかにもアニソンって感じのネタみたいな曲があっても良かったのではないでしょうか。
ED曲は麻倉ももの『ピンキーフック』ですが作中に麻倉もも登場するのでしょうか・・・。
放送中間時レビュー
原作を読んで内容を知っているからかイマイチ真剣に観れていない感じはあります。そもそも真剣に観るような内容では無く、馬鹿馬鹿しさとキャラクターの可愛さを楽しむアニメだと私は思っています。
つまり私がイマイチ真剣に観れていないのは馬鹿馬鹿しさとキャラクターの可愛さを楽しめていないということです。その原因は以前にも書きましたがアニメの作画とキャストにあります。
馬鹿馬鹿しさを楽しむには作画の淡い色使いが気になってしまいます。普通に考えれば作画の完成度はかなり高い部類になると思いますが、このクオリティは他の作品で出すべきであり、このアニメの内容にはもっと内容に合った作画というものがあると思います。
声優に関しても初回放送時に感じた違和感が今も解消されることもありません。この2つに関しては最初は何話か進むうちに慣れて違和感もなくなるかと思っていましたが、違和感は今でも残ったままです。
もちろん個人的見解であり、逆にこのアニメの内容と作画のギャップを楽しんでるという方もいると思います。
私の周りの原作を読んでいる人は皆少なからず違和感があると言っていました。
最近、週間少年マガジンやジャンプでは連載作品がどんどんアニメ化決定となっていきますが、アニメ化するにあたって様々な方向性をしっかりと定めてもらいたいです。『カノジョも彼女』がどうこうと言う話ではなく、対象ユーザーなどを明確にした製作をお願いしたいという話です。
原作を知らないで観ている人は変な固定観念とかも無く楽しく観れているかもしれません。内容も内容なので何も考えずに観れるアニメに仕上がっています。
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