あらすじ
トーマス・エジソンも認めた天才科学者ニコラ・テスラは、その発明の全記録を「テスラの欠片」と呼ばれる水晶へと保管した。時は流れて現在。根来忍者の末裔で最高の謀報員として育てられた根来牡丹は、ノルウェーで不可解な事件が起きたことをきっかけに、日本安全降興株式会社の依頼で水晶を回収する任務「ミッションT」に召集される。日本安全降興のナンバーワンを自称するクルマとコンビを組んだ牡丹は、世界の破滅すら引き起こしかねない「テスラの欠片」を巡り、世界中のスパイたちとの争奪戦を繰り広げることとなる。
引用元:ウィキペディア(Wikipedia)
初回放送レビュー
正直な気持ちとしてはアニメ化早過ぎない?という気持ちと、この作品をアニメ化?という気持ちがありました。週間少年マガジンからマガポケに移籍したということはそれほど人気が無かったってことじゃないんですかね。
原作の人気は置いといて・・・3Dと2Dが併用された作品となっています。冒頭の3Dシーンを観た時には少しはいけるかと思いましたが急に途中で2Dになった瞬間には度肝を抜かれました。なんだか『エクスアーム』を思い出してしまいます。
今回制作がギャンビットという聞いた事も無い会社ですし、第1話を観た感じでは期待できそうにもありません。
例に出すなら序盤の坂道を自転車で登っているときの力感の無さや終了間際の逃げるシーンが腕をメチャメチャ振っているのに全然前に進まないなど挙げればキリが無いです。根本的に様々な部分のモーションがいまひとつです。3D作品で一番大切なところなんですけどね・・・。
声優陣は結構キャラクターに合ってますし、小原好美はカッコ良くも可愛くも演じ分けられていて良いとは思います・・・が、やはりアニメ全体のクオリティがよろしくないです。
EDアニメーションが一番良く出来ていたかもしれませんね。シルエットでの表現でしたし(笑)
先ほど『エクスアーム』を思い出したと書きましたが、『エクスアーム』よりはマシだと思います。今後より酷くならないことを願うとしましょう。まぁ、3D作品と言うことでモデリングやテクスチャなどはある程度できているわけですから、そこまで酷くはならないと思いますが。
~総評~
最初から最後までショボイ3Dアニメーション作品となっていました。3Dはショボイですがそれ以上にたまに入る2Dには違和感しか感じません。
中途半端にショボイので記憶にも残らない出来になっています。こんなことならばもっと酷いクオリティの方が視聴者の記憶に刻まれたのではないでしょうか。
冷静に考えればストーリーの内容はそれほど面白くないわけではないと思いますし、意外と2Dでクオリティを高く仕上げれば化ける可能性もあったかもしれません。いかんせん20年程前の3D作品と比べてもスピード感をはじめとした全てのクオリティで負けていますので。
このアニメで唯一気にっているのはEDぐらいです。ニノミヤユイの歌う散文的LIFEは何故かやけに耳に残りますし、この曲を聴いているとEDの牡丹らしきシルエットが踊っている映像が脳内再生されてしまいます。
TVアニメで3D作品が上手くいったものなんて数える程度しか存在しないのに、何故3D作品を制作しようと思うのかは謎ですね・・・。
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