あらすじ
新設校の私立結ヶ丘女子高等学校に、初めての入学生がやってきた。
歴史も先輩も知名度もない学校で、澁谷かのんたち5人の生徒はそれぞれの夢を叶えるため、「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」を始める。
引用元:ウィキペディア(Wikipedia)
第1話 「まだ名もないキモチ」
ラブライブ!の4作目。大きなコンテンツになり過ぎて、ラブライブ!だから観るって人とラブライブ!だから観ないという人どちらもいるのではないしょうか。
今までのラブライブ!と違うのは今回は5人組ということ。なぜ5人になったのかは分からないが大人の事情でしょうか・・・実際にライブをするとなると5人だったらスケジュール合わせやすそうですしね。
内容としてはいつも通りスクールアイドルを始めるところからのメンバー集め。第1話を観て思ったのは、今までのラブライブ!シリーズの中でもどことなく無印のラブライブ!の空気感に似ている気がします。それがストーリーによるものなのか、監督が京極尚彦だからかは分かりません。
声優は新人や経験の浅いメンバーを使っているので演技には、たまに気になるところもありますが悪くは無いと思います。第1話を見る限りでは歌唱力は何の問題も無かったです。そもそもスクールアイドルなので上手くなくても問題無しです。
今回はなんか可愛いEDでしたが、今後はどうなるのか楽しみです。
第1話を観た感じでは前作よりは期待できそうで嬉しい限りです。
第2話 「スクールアイドル禁止!?」
とても良いです。スゴク良きです。
やはり監督、シリーズ構成、キャラクターデザインが変わるだけでこんなに変わるものでしょうか・・・。
もちろん虹ヶ咲学園との設定の違いが根本的な違いとなっているところもあります。
虹ヶ咲学園の個別のアイドル活動という設定がそもそもスクールアイドルというものと少なからず二律背反であったということもあるかもしれません。今回は無印やサンシャイン!!と一緒でスゴく友情や絆を感じることの出来る内容となっているのも私が惹かれる要因だと思います。また、登場人物の個性が描写されたやり取りが多いのも良いところです。
第2話のちょっとしたやり取りのテンポも良いので見やすくとても気持ちのいいものになっています。
やっぱりラブライブシリーズは青臭過ぎるぐらいの青春を感じられるくらいが丁度いいです。
虹ヶ咲学園の時は思いませんでしたが、昔みたいにライブを観に行きたいと思いました。
第3話 「クーカー」
人前で歌えない対策にたこ焼きを焼いてみたり、衣装を変えてみたりと意味の無いことをするテンポの良さがとても心地良かったです。こういったところはやはり監督や脚本の力が大きいのだなと実感させられました。無印の頃のラブライブのようで原点に戻った気がします。
かのんが可可に泣いて謝るシーンではやはり声優の経験不足というか実力不足感は否めませんがそこは今後良くなっていくでしょう。むしろ宮崎駿のように声優のいかにも演技していますという感じが嫌いというのに共感を覚える人にとってはこちらの方が好感を得られるのかもしれません。私はアニメには声優を使うべきだと考えている派です(笑)
ライブシーンもとても良く、歌自体も二人で作った曲という感じが出ていてとても良かったです。(もちろん高校生が創れるレベルではないですが・・・)
アニメのターニングポイントでもある第3話でしっかりライブシーンという見せ場を最後に入れてきて、次回からメンバーが増えていくという王道的展開と言ってしまえばそれまでですが、小細工無しのこの構成がとても素晴らしいです。そもそもラブライブという大きな人気コンテンツなのですから、虹ヶ咲学園の時のような気をてらったかのような設定や構成は不要なのです。
第4話 「街角ギャラクシー★彡」
前回のフェスで優勝できなかったことでスクールアイドルを続けらないかもしれないという件に関しては冒頭で新人特別賞を取ったことで同好会が認められたという、あっさりとした展開で解決します。こういったところに時間を割かずにテンポ良く進めていくような構成はとても好感が持てます。
新メンバー入部にあたってのドタバタ劇はテッパンです。それを一話でまとめるのも普通の流れではありますが、この一話でセンター問題を解決するのは今後の展開にもよりますが凄く効率が良く感じました。センター投票であれほどかのんが集中した理由は分かりませんが、歌とかも披露したのですからそれだけ圧倒したのでしょう。
すみれに入部を決意させるかのんの口説き文句が想像の斜め上をいっていましたが、挑戦的なかのんに対してそれに対して入部を決意するすみれの構図は、それぞれのキャラクター性が分かる展開となっていてとても良かったです。さらにはかのんのセンターに対する覚悟なども垣間見えたのもギャラクシーです。
第4話まで全てでアニメの終わりにはリエラのうたがありますが、正直この分だけアニメ本編を長くして欲しいというところはありますが、NHKでやるということでこういう構成になったのでしょう。制作段階では24分の枠でつくっていたのでしょうし・・・。可愛いから良いですけど。
第5話 「パッションアイランド」
前回メンバーが一人増えて3人になりましたが、この勢いで千砂都もメンバーになるのかと思いきやとりあえず3人でイベントに参加することに。
虹ヶ咲学園のように13話構成だとしてもメンバー全員で5名の為、一人一人をじっくり描くことが出来るので急ぎ足にならずに良い感じです。グループの成長を描くためにも3人でのイベントは絶対にあったほうが良いと思います。
冒頭の屋上でのやりとりは無印の頃を思い出してしまうようなやりとりとなっていて、凄く良かったです。他愛も無いやりとりではありますが、こういったやりとりがあることによってキャラクター間の関係性も垣間見ることができます。正に虹ヶ咲学園に足りなかった部分だと思います。
今回ライバルになるであろうサニーパッションが登場して曲も少しだけ流れますが、正直これで東京都代表なんだという気はしてしまいました。これなら今のかのん達でも勝てそうな気がしてしまいます(笑)私の好みの問題ですが・・・。
サニパの地元は伊豆諸島の神津島みたいですが、サンシャインの沼津みたいに聖地巡礼に訪れる人ががたくさんいるのでしょうかね。私もできることなら行ってみたいですし・・・。
第6話 「夢見ていた」
やっぱり良い出来ですね。無印の1期の最終回ではことりちゃんが学校を辞めて海外にファッションの勉強に行くのをドタキャンするのに否定的な意見がありました。そういった意味では今回の千砂都がダンス大会で優勝できなければ退学するというのも少し現実離れしているような気はしますが、なかなか感動する一話になっていました。こういったところでも今作は無印と似ている感じがします。
島からダンス大会にかのんが間に合ったのも無理があるような気もしてしまいますが、視聴している側からしてみればそんなことよりも、まさかかのんちゃんが来てくれるなんて・・・という驚きの方が大きいです。しかもダンス大会で優勝した後の島でのライブには千砂都もすでにグループの一員となっています。
さらに披露した曲のイントロの後の千砂都のセンターでのダンスがいかにもダンスコンテスト出てきました的なダンスで印象的でした。実際のライブでのダンスも見てみたいです。特に可可がすみれを目隠しするところも可愛いですね。
この目隠しにも何だかんだで仲の良さを感じられます。作中では揉めていることが多い二人ですが、それだけ仲が良いといった感じで、それをしっかり描けているところが前作との大きな違いでもあります。
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