第7話 「決戦!生徒会長選」
学校の存続の為に自身の信念を曲げている生徒会長が今後スクールアイドルになるというのは、完全に無印の時と同じ状況です。まだ、スクールアイドルになったわけではないですが、次回どのような展開でメンバー入りするのか楽しみです。また、5人そろうという事は次回はまたライブシーンがあるということだと思いますのでそちらの方も楽しみです。
前回の千砂都の退学届は優勝できてもできなくても提出する予定だったのには少し驚きました。理事長が転科を認めてくれたとのことでした。理事長グッジョブ!です。
千砂都の普通科の制服での登場はとても可愛かったですね。千砂都推しになってしまいそうです。
次回で全員メンバーが揃って、12話までにラブライブとはいかなさそうなので気が早いですが2期にも期待したいですね。
生のライブも観てみたいですし、既にファーストツアーの申込が始まってしまっている公演もあります。私の地元でもあるようなので行ってみたいとは思いますが日程的にも、何よりチケット代8000円はネックになり過ぎます。2公演分チケット+グッズ+交通費等を考えたら約3万程度になると思われます。金欠の筆者には厳しいところです・・・。
第8話 「結ばれる想い」
ありきたりです。すんごいありきたりで何一つ予想外の展開が起こらないストーリーとなっています。だが、そこが良い!ラブライブ視聴者の全員がまさにこの王道の展開を求めているのです。視聴者の期待を裏切らない完璧な内容だったと思います。
今回はいつものEDが無く、5人が揃って初めてのライブでEDを締めくくるという構成も完璧だったと思います。一つ予想外だったことといえばアニメの終わりにサブタイルが表記されたことでしょうか。これに関しては劇場版の終わり方かのようなハッピーエンドの余韻が残って素晴らしかったです。
残念だったことといえば放送中にNHK地震情報が入ったことぐらいでしょうか(笑)
それにしても今回は校内の色々なキャラクターが出演した為、メインキャスト以外がなかなかのメンツなことに目が惹かれてしまいました。
サバサバした理事長の朴璐美は相変わらずカッコイイですね。ラブライブシリーズには何故だか毎回BIGな声優が少なからず母親や理事長などで登場してきます。
第9話 「君たちの名は?」
ラブライブシリーズには必ずあるグループ名を決める回。グループ名と曲を作る回が一緒というのは少し急ぎ足な気がします。まさか、このまま1クールで終わらせるつもりなのでしょうか・・・。今シリーズは出来もとても良いので2クールは欲しいところです。
今回の話の中で挿入歌がかかりますが、それが今回ラブライブ用に作った新曲ということなのでしょうか。それでしたら恋ちゃんが曲を作っているシーンなんかも欲しかった気はしてしまいます。
OPやED、リエラの歌などからグループ名が Liella! なのは分かってはいましたが、このような感じで決まる感じだったんですね。何だか今回のラブライブは作中内でも出てくる通り、かのんちゃんの役割がとても多いように思います。無印の時の主人公は皆を頼って、「ファイトだよ!」と言っていれば良いポジションでしたので、そこは無印との大きな違いですね(笑)
グループ名決めの『MARUMARUサークル』のくだりの千砂都や予選ぐらいはと言ったときの可可の「ま・じぇ・あ・ま」には思わず笑ってしまいました。こういったどうでもいいくだりでキャラクターの個性が表現されていて、こういった積み重ねにより推しが決まって、その流れでライブに行ったりするなどファンの心を上手く掴んでいくのだと感じさせられました。
相変わらずサブタイトルの演出にはちょっとした遊び心があり毎回楽しみになっていたりします。
第10話 「チェケラッ!!」
スクールアイドルの予選の課題でRAPというのは???という感じではあるが、かなりの神回に仕上がっています。ストーリー的にはRAPが課題の新曲ではセンターをすみれが務めることになるが、口ではセンターが良いと言っていながらもセンターをやることに校内での評判も芳しくなく、センターをやることに自信もなくなってしまう話となっています。今までケンカばかりしていた可可とすみれの絆がより深く描写されています。
特に可可の電話を聞いてしまった後のすみれと可可のやり取りは思わず涙腺が緩んでしまいました。今になって思えば、全員初登場の頃から比べ格段に演技が上手くなっていると感じます。自身の演じているキャラクターが板に付いてきたという感じでしょうか。
また、このストーリーの流れですみれがセンターの曲というものが出来ましたが、これで実際のライブを観に行ったときにもすみれがセンターの曲があることによって、すみれ推しの人の需要も満たすことが出来ますし色々と構成が素晴らしいと感心させられました。
こんなの見せられてしまったらライブを観に行きたくなってしまいますね・・・。
岬なこが生でこれをやるシーンも観たいですし(笑)
それにしても高森奈津美は出てくるお決まりなのですね。
第11話 「もう一度、あの場所で」
かのんちゃんがトラウマを克服するLiella!にとってはとても重要な回となっていますが視聴者からすると少しばかり盛り上がりに欠けた回にも感じてしまいました。
そんな中にも恋ちゃんがパソコンで禁断のセカイを覗いてしまうなどちょっとした小ネタもあり視聴者を楽しませるつくりになっていました。今までの中で入部したのが一番最後ということもあり恋ちゃんのキャラクターがあまり描かれていないなと思っていた矢先にこういった小ネタを入れ込んできてくれるのは嬉しいですね。
盛り上がりに欠けたと書きましたが話の内容はとても心温まるものとなっていました。少し気になる点があるとすれば、かのんちゃんが一人で小学校の講堂で歌っているシーンですが、かのんちゃんの声のボリュームをもう少し大きくして講堂に響き渡る感じの演出でも良かったのではないかと思います。その方がかのんちゃんがトラウマを克服できたことなどがより一層感じることが出来るものになったのではないでしょうか。
第12話 「Song for All」
ついに最終話になってしまいました。
今までの頑張りによって入学希望者の数も増え学校の存続危機も免れることができるなど、全てが良い方向に動き出します。東京大会のリモートライブではライブをやるステージを学校の仲間達が用意してくれます。この屋外のステージはどう考えても無印の時のスノハレを歌った時のステージに似せて来ている気しかしません。皆さんも同じはず・・・。
かのんちゃんが勝つ事の意味に悩みながらも仲間の応援を受けてやりきったライブでの結果は2位となってしまい、優勝はSunny Passionになります。そこで初めてかのんちゃんが負けたことで悔しさを知り、勝ちたい気持ちが強くなり優勝の言葉を口に出します。
視聴者的意見としては普通に良いライブでしたが、『Snow halation』で本戦出場を勝ち取った時と比べると物足りなさを感じるものでした。この感じた物足りなさが実際に計算された物足りなさだとしたら素晴らしい演出です。つまりこれ以上に良いライブを演出することができるということであり、まだ制作側が残しているアニメーターとしての余力がLiella! の伸びしろだということなのでしょう。そしてそれを発揮するのは本戦出場を決める時や本戦でのパフォーマンスになるのでしょうか。
それもこれも第2期があるという前提での話になってしまいますが。
~総評~
ラブライブファンは楽しめること間違いないですが、ラブライブ無印に思い入れの強い世代からしてみても少し懐かしさを感じるような、どことなく無印の頃を思い出させてくる雰囲気のある作品に仕上がっています。狙ってやっているのか制作スタッフが無印の頃のような感じになったから必然なのかは分かりませんが原点回帰といえる作品になっています。
まだ第1期なので作品内で流れる曲は少ないですがアニメーションの演出も含め素晴らしいものが多いです。実際のライブには行けていませんがラブライブというコンテンツが何だかんだで続いていくのだろうと改めて思わされました。
第1期の終わりでも確かにキリが良いといえば良いのですが、やはりラブライブはてっぺん取ってナンボではないでしょうか。視聴者としてもLiella! が優勝するところを見たいですし、このまま続編が無いのも不完全燃焼ってモノです。
今後、何かしらのイベントやライブでの重大発表による第2期放送決定や劇場版上映決定などの発表があるのではないでしょうか。いえ・・・個人的には無いと困ります。
その続編のためにも未視聴の方も一度観た方も今から復習しておいても良い作品だと思います。
コメント