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『シャドーハウス』の評価・感想

(C)ソウマトウ/集英社・シャドーハウス製作委員会

『シャドーハウス』

制作:CloverWorks

公式サイト:https://shadowshouse-anime.com/

オススメ度:4.5

2021/07/05 第13話の感想総評を追加しました

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第1話 「シャドーと生き人形」

この手の作品は1話を観ただけで、どうこう言えるような作品ではない。原作を知っている人からすればすんなりと入り込めるだろうが、知らない人は設定や状況の整理から始まる。1話目では世界観に引き込むことが重要だろう。そういった点ではシャドーハウスというアニメは成功しているといってもいいだろう。BGMによりミステリアスな世界観に引き込むことが出来ている。
また、最近ではアニメの第1話といえばOP曲はエンディングに流れることが多い中、シャドーハウスでは第1話からオープニングにオープニングアニメーションがあるのである。しかもOP曲には歌詞が無く、サウンドとアニメーションで世界観が表現されている。

ミステリアスな世界観の中にもケイト・シャドー(CV.鬼頭明里)と生き人形のエミリコ(CV.篠原侑)との微笑ましいやりとりにほっこりさせられる。ED曲のReoNaの「ないない」も世界観にジャストフィットしている。エンディングアニメーションも素晴らしい。

最近のCloverWorksのアニメーションは私の中では高評価である。『約束のネバーランド』の内容にはがっかりさせられたが、CloverWorksが悪いわけではないだろう。

正直この先の展開がどうなるのか全く想像が付かない。

第2話 「部屋の外には」

2話では急に世界が広がり始める。こんなにたくさん生き人形がいたのか・・・と驚かされてしまった。エミリコには洗面台しか無いのに全身ススまみれになってどうするんだろうと思った矢先、スス取りの間というのが出てきて疑問解決。スス取りの間ちょっと面白そう・・・。
エミリコが窓から外に落ちてしまい、部屋の外でミアとサラ(どちらもCV.大西沙織)に会うがそこでは掃除の時に会ったミアとは別人。生き人形ってなんなんだ・・・?シャードーハウスとは・・・?と思いながら観ていると、2話の終わりでエミリコが同じ台詞を。エミリコと同じような心境で観ていける作品。少しづつシャドーハウスの世界を知っていくごとに次の話が気になってしまう。

この話から新キャラのローズマリーが出てくるが、とうに30歳を過ぎている私にとって青春時代に一世を風靡した中原麻衣が出演しているだけで嬉しくなってしまう(笑)

第3話 「すすによる病」

話の最初でシャドーハウスの授業をしてくれるのですが、より謎が深まって気になるばかりです。ローズマリーへのこびりつきから、すす病の描写かなりインパクトがあるんですけど。

(C)ソウマトウ/集英社・シャドーハウス製作委員会

これR15でしょ(笑)

19:59ぐらいにあるケイトの「いいから片付けてくれる。」の後の「フッ」というのがシャドーの表情は分からないはずなのに凄く嬉しそうに笑っているように感じました。ついに私もシャドーの表情が分かるようになったのかもしれません(笑)実際には演出の描写と声優の演技力の成せる技でしょう。

ストーリーが進むにつれてシャドーハウスについての謎が少し解ってきますが、解った分だけまた謎が増えてきて先が気になるつくりとなっています。

釘宮理恵も出てきて凄く声優陣が豪華な面々になってきた気がするのは私だけでしょうか・・・?

今回エンディングのスッタフロールの原画に吉成鋼(st.シルバー)の名前がありました。だからどうといういうわけではありません。どこを担当していたのでしょうか・・・。

第4話 「深夜の見回り」

星付きの生き人形ってどれだけ偉いんですか・・・。バービーさん半端ないっす。まるでアイムエンタープライズ内での釘宮理恵さんをそのまま描写したかのようです(笑)←嘘です。ごめんなさい。気を悪くした方々、大変申し訳ございません。

深夜の仕事をすることになったエミリコですが、亡霊騒ぎの原因を見つけることができないまま5日目になってしまいます。「今日で5日目」とセリフで時間経過を教えてくれますが、それまでにも日記やエミリコたちの表情などで時間経過と疲労具合を描写しています。こういうちょっとした事で視聴者側は違和感を感じることなくアニメに入りこみやすくなります。

(C)ソウマトウ/集英社・シャドーハウス製作委員会
(C)ソウマトウ/集英社・シャドーハウス製作委員会

亡霊探しという謎解きを介してエミリコたちの絆が深くなったり、エミリコというキャラクターの魅力を存分に描かれています。亡霊退治のシーンでは短い時間ですが下手なバトルアニメよりもスピード感があり、見入ってしまう演出となっています。

そんな中でも次回への疑問や興味を持たせて、続きが気になる構成となっています。

お披露目とは、どのようなものなのでしょう・・・。

第5話 「お披露目」

ケイトがエミリコに悲しんでと言って、悲しんだ表情をするエミリコを見てケイトは笑うわけですが、思わず私もケイトと同じタイミングで笑ってしまいました。このワンシーンは作画+篠原侑の演技力が詰まっていました。

(C)ソウマトウ/集英社・シャドーハウス製作委員会

お披露目前には各々の生き人形とジャドーとの様々な関係性が描かれていて、それぞれの関係性が気になるところです。ミアの体の傷が成長の機会というもので付いているものだと分かるシーンもありました。

お披露目ではエミリコ・ラム・ショーンの友情が垣間見えたり、エミリコとケイトのお互いが好きな感じが描写されているなど心温まるシーンもあります。

お披露目について少し分かったような、けれど分からないことの方が多いまま第5話は終わります。

サラとミアは今回のお披露目にいないのが今後どうなっていくのかが気になります。

第6話 「庭園迷路」

お影様と離れてしまった生き人形達はお影様を探すために庭園迷路を捜索します。アイテムをひとつだけ選ぶシーンでは、特徴のあるキャラクター達の考えが描かれています。エミリコが選んだアイテムの使い道、エミリコの考えが気になります。

庭園迷路を捜索する際にエミリコはラムに会えるかとラムの入り口側へ、ラムはエミリコの入り口側に向かい、坂道を登るシーンでは内気なラムが自らの意志でエミリコを手伝うなど、ラムの成長を感じながらほっこりできる内容となっています。

最後ではお披露目というものが、高みの見物をしているお影様達の道楽的なものであるようなシーンもあります。

第6話まで進んではいますが、いまだに謎だらけで最終的な着地点の検討も全くつかないストーリー展開で楽しめています。

『シャドーハウス』だけではありませんが最近気になっていることがあります。

(C)ソウマトウ/集英社・シャドーハウス製作委員会

このような服などに柄があるシーンで、どのように作画をしているのかは分かりませんが、動いた時に柄が動かないというシーンが散見されます。服のレイヤーの下に柄のレイヤーを入れているのか何なのか知りませんが、ちゃんと服の動きに合わせて柄も動かして頂きたいです。最近、本当に多いです。最近ですと『魔法科高校の劣等生』や『おちこぼれフルーツタルト』 でもあったと思います。気になってしょうがないので、やめて頂きたいです。

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