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『不滅のあなたへ』の評価・感想

(C)⼤今良時・講談社/NHK・NEP

『不滅のあなたへ』

制作:ブレインズ・ベース

公式サイト:https://www.anime-fumetsunoanatae.com/

オススメ度:2.5

2021/10/10 第20話の感想総評を追加しました

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第1話 「最後のひとり」

あまり私の得意なタイプでは無いように思う。正直1話を観たところだとピンと感じるものは無かった。そもそもが壮大なファンタジーものであるはずだから第1話はプロローグみたいなものではないだろうか。

私の記憶に残ったものはストーリーや作画ではなく 津田健次郎 の渋いナレーションである。今のところただの津田健次郎アニメである(笑)それでも『無職転生』の杉田智和のようにクドさは無い。あれは少しウザさすら感じてしまうレベルである。

今後の展開次第だが面白くないと困る。NHKにはちゃんと受信料払ってやっているんだから。

第2話 「おとなしくない少女」

前回はエンディングで掛かった主題歌の宇多田ヒカルが歌う「PINK BLOOD」が2話からはオープニングアニメーションに合わせて流れる。第1話のエンディングの黒背景にスタッフロールが流れるだけっていうのも合っていたが、オープニングアニメーションも曲調とマッチしていて良かった。

フシ(CV.川島零士)の視点で世界の様々な現状を観察するようなオムニバス調なつくりとなっているのだろうか。少しづつ世界観が分かってきて、第1話のプロローグが腑に落ちてくる。

先のストーリーも気になるが、このアニメはどの層を狙って製作しているのかには疑問が残る。原作が好きな人だけを対象にアニメ化するのは無理があるだろう。NHKが放送するぐらいなので大事なメッセージ性がある作品だとは思うのだが、今のところ一部のアニメ好きしか観てないのではないだろうか。

今回からストーリーがメインとなってきているので津田健次郎は少なめ(笑)

第3話 「小さな進化」

開始の2分30秒は前回までを振り返る構成となっている。なんか少し勿体無い気がするのは私だけだろうか。2分30秒あれば、もっと色々出来ると思うのだが。この話から観る人のために振り返っているのかもしれないが、この話から観る人なんているのだろうか・・・。

私の理解力が乏しいだけかもしれないが、よく分からないことが多い。この後で色々と分からなかったことが分かるようになっていくのだろうか。だが、あまりに分かりづらい内容だと視聴者がついてこれなくなってしまうだろう。

しかし、ハラハラさせられる展開だったり、しっかりマーチが助かってストーリーが展開されるのは良い。話の最後に木の実を食べて「ありがとう」と言わせる演出は評価できるが、欲を言うなら最後に「ありがとう」と言われたマーチの表情のワンカットがあればより良かったであろう。

第4話 「大きな器」

今回は冒頭の振り返りはかなり短くなっていました。

主人公はマーチなのではと思わせるくらいマーチがメインで描かれていて、存在感が凄いです。何よりも表情ひとつひとつからマーチの感情が読み取れるぐらいにしっかりと描写されています。

パロナの過去も少し分かりやっと私自身も内容や設定など色々なことが少しづつ飲み込めてきました。

パロナ役の内田彩はこういう役は珍しい気がします。マーチ役の引坂理恵絵はキュアエールのイメージしかありませんでしたがマーチ役はものすごく合っていると思います。別にいわゆる萌えを意識したキャラ絵ではないですがマーチが可愛く見えます。

少しづつ内容や設定を理解できてきたことによりアニメ『不滅のあなたへ』の面白さが分かってきたような気がします。

第5話 「共にゆく人」

今回でニナンナ編のクライマックスとなっていました。しっかりとした作りで25分間観入ってしまいました。ジャンル的にいえば決して私の好きなジャンルではありませんが、それでもアニメが好きなら観てしまうだけの確かなクオリティが存在します。

マーチが死ぬことによってパロナの心情や成長が深く描かれ、フシの中にも変化が感じ取れます。アニメとしてちゃんと面白いですし、今後も気になる展開となっていますが、マーチには生きていて欲しかったというのが私個人の感情です(笑)人の死があることによって様々な深みが出ますが、NHKでやる内容なのかは疑問です。

一言で言ってしまえば今のところ 少女が生贄に出されて死んでしまう だけの話です(笑)

文句を書いていますが、面白かったです。

引坂理恵絵のマーチの大人になった演技もとても良かったです。

第6話 「私たちの目的」

Aパートはニナンナ編が終わり新たな話のプロローグといったつくりになっている。フシはピオランと旅をする間に様々な言葉を覚えてかなり喋れるようになっていくが、フシの中には色濃くマーチが残っている。ピオランがフシに噛み付くなどの奇行はぶっ飛んでいて笑えた。

Bパートでは意味不明の戦闘が行なわれるが、この戦闘シーンのクオリティの高さには思わず観入ってしまった。戦闘後に男が意味深なことを言って去っていくが、これに関しては今後のストーリーの核心なのかも知れないが、その意味を知るのは何話先の話になるのだろうか・・・。

気にはなる。確かに気にはなるのだが、このアニメは視聴者層が凄く狭いのではないかと感じてしまう内容になっている。

第7話 「変わりたい少年」

面白いことは面白いし、間違いなく観入ってしまうだけの何かはあるだろう。もちろん次回以降の続きも気になるので週間アニメとしては良い出来であると言える。しかし、観ていても少しネガティブな感情にさせられてしまう内容である。人に勧められるかと言えば、勧めはしない。

主人公はフシということになってはいるが、ニナンナ編のメインがマーチであったように今回はグーグー(CV.白石涼子)がメインとなっている。グーグーというキャラクター像をしっかり描けているのも次回が気になってしまう要因であろう。グーグーというキャラクターをしっかりと描くために今回はEDは存在しなかった。

NHKなので25分間あるわけだが、それでもEDを削ってまで描きたいものがしっかりと描けていて、ED無しからの次回予告に直結したことでより次回でグーグーがどうなってしまうのかと気になってしまうように持っていく演出もしっかりとされていた。

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