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『灼熱カバディ』の評価・感想

©2020武蔵野創・小学館/灼熱カバディ製作委員会

『灼熱カバディ』

制作:トムス・エンタテイメント

公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/anime/kabaddi/

オススメ度:3.5

こちらは隔週更新となります。

2021/06/23 第10話~第12話の感想と総評を追加しました

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第1話~第3話

カバディというあまり知名度は高くないスポーツをテーマにした作品。

私自身もカバディというスポーツは知っていても、ルールまでは知らなかった。この作品を観ることによってカバディというスポーツの基本的なルールや戦法などを学ぶことが出来るだろう。

男だらけで一切の萌え要素が無いが面白く観ていられる。熱い演出もあり、なかなかの胸熱展開である。萌えが苦手な人にオススメだが、女の子出ていないからといって敬遠している人が観ても楽しめると思う。

男性声優フェチという方なら絶対に楽しめるであろう作品(笑)

BGMもカッコイイしチェーンのシーンのチェーン音などの音響も良い。ちょっとした笑いもあるが基本的にはガチなスポーツアニメといった感じ。

『不滅のあなたへ』よりもNHKで夕方枠でやってもいいのではないかという作品。

男ばかり出ているアニメだと腐女子向けかと敬遠する人も多少はいると思うが、むしろ男性の方が楽しめるつくりになっていると思われる。

第4話~第6話

今までケガをしていた部長が復帰するというスポーツマンガにはよくある展開。しかも、部長が最強すぎるという展開も THEスポーツアニメ といった感じ。

初めての練習試合を行なうが、初めてなのに相手が強豪というのもありきたりである。練習試合では差を見せ付けられるが、部長がスゴイのは分かっていたが想像の斜め上をいく最強っぷり(笑)

練習試合によって視聴者側としてもカバディの知らなかったルールをさらに知ることができる。

このアニメは高校の部活による青春スポーツアニメだが一切の女子高生は出てこない。私も可愛い女の子の出てくるアニメは好きだが、男しか出てこない『灼熱カバディ』も悪くない。

カバディというマイナースポーツがテーマだが、ストーリーの展開や設定などはメジャーそのものであり、熱いスポーツアニメとなっている。

第5話、第6話と練習試合が行なわれているが、まだ練習試合が終わっていないのは、今後どこまでストーリーが進むのかと一抹の不安は残ってしまう・・・。

このアニメを観ているとカバディをやってみたいと少しだけ思ってしまうが、実際にカバディをやることは今後の長い人生の中でもないのだろうと思う・・・。

第7話~第9話

第7話で練習試合が終わりますが、練習試合とは思えないほどの熱い描写となっていました。これだけの話数を使って、あれだけ熱い描写があるのだったら県大会決勝といっても遜色ないはずです。アニメの最終回でもおかしくないと思ってしまいました。それだけ作画や演出なども手が込んでいました。逆に練習試合であれだけ盛り上げられたら、今後の公式戦のハードルがどんどん高くなって自分で自分の首を絞めてないか心配になります。

練習試合後は新入部員が入ってくるというスポーツマンガによくあるやつです。

そこから練習試合での敗戦から公式戦へ向けてのレベルアップを個人個人をピックアップして描いています。サブキャラと思っていたセンパイキャラで丸々一話使うぐらいに各キャラを描くのに妥協がありません。このアニメ自体はそこまで人気があるわけではないでしょうが、製作陣が本気で創っているのが伝わってきて、より熱さを感じる出来に仕上がっています。

第10話~第12話

この3話は紅葉高校との練習試合になります。1クールしかないアニメでまた練習試合で3話も使うなんて・・・とも思ってしまいますが、この紅葉高校との練習試合も激熱です。

前回の練習試合は敗北で終わりますが、今回は勝利で終わります。やはり最終回ということもありますので個人的には勝利で終わってくれた方が気持ちも清清しいです。

宵越はもちろんですが水澄の見せ場もあって観ていて笑っちゃうくらいにカッコ良く描けています。しかし、畦道や新入部員の見せ場は無く今後の伸びしろと言いますか、描きしろも十分にあります。

12話まで来てさらに知らないカバディのルールが紹介されるなど、カバディの奥の深さをもっと知りたいとも思ってしまいます。

ぜひとも灼熱カバディ2期をやってもらいたいですね。

~総評~

最初は若干ネタアニメかなと思いきやガチのスポーツモノでした。スポーツ漫画やスポーツアニメが好きな人にはオススメです。登場人物が男ばかりだと腐女子向けだという先入観で見ない人もいたりしますが、これは純粋にスポーツアニメなので是非観て頂きたい。

言葉は悪いかも知れませんが演出などもクドイくらいに熱さを視聴者側に伝えようとしてきます。タイトルの灼熱に負けないくらいにです。

1話~12話を通して観た時の構成も良く、分かりやすく尚且つ続きが気になる展開となっています。

私の中でのシリーズ構成の柿原優子の評価が上がりましたが、同じクールにやっていた『恋と呼ぶには気持ち悪い』でマイナス評価なのでプラマイゼロです(笑)

腐女子向けでは無いと書きましたがキャラクターは皆個性があって魅力的ですし、対戦相手含め男性声優陣が豪華なので結果的に誰が観ても楽しめる作品となっています。

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