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『さよなら私のクラマー』の評価・感想

(C)新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会

『さよなら私のクラマー』

制作:ライデンフィルム

公式サイト:https://sayonara-cramer.com/tv/

オススメ度:2.0

2021/06/29 第13話の感想総評を追加しました

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はじめに

原作は『四月は君の嘘』の新川直司

筆者は原作を読んでいるしサッカーも好きなので楽しみな作品。

しかし結構しっかりとサッカーネタがありますので、サッカー用語が分からないと楽しさ半減の可能性有り。

第1話 「みんな」

アニメの第1話の入りは原作とは少し違う入り。恩田希(CV.島袋美由利)が主人公ということになってはいるが、私の中ではこの作品に主人公といった概念は無い。蕨青南というチームが主人公だと思う。高校の部活ものといういかにもな青春ものである。

1話では蕨青南のチーム紹介といった内容である。正直作画は少しがっかりなところが多少ある。それでも他のところがしっかり出来ていれば多少は目を瞑れるものだが、第1話の出来には正直がっかりである。スポーツアニメをしっかり描くのは難しいものだがそれにしてもだ。

特に以下の点はそれ以前の問題である

最初8番のビプスを着けている恩田希だがいつの間にか6番になっている・・・?

(C)新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会



(C)新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会

さらに19:15に「アウトサイドのパス!?」から「シザース!!(またぎフェイント)」というシーンがあるわけだが

(C)新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会

ここで「アウトサイドのパス!?」はおかしいでしょ。すでにボールを通過しはじめちゃってますし。

(C)新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会

その一つ前のこのシーンで「後ろに回ってきた。アウトサイドのパス!?」が正解のはずです。

その後の「シザース!!」のセリフももう少し早くても良いと思います。

こういったところが今後はあまり無いところを願いたい。

曽志崎緑 役が 悠木碧 を担当しているのは私はピッタリだと思う。

エンディングアニメーションのサッカーをしている感じの動きを本編でも表現してもらいたい。しかしEDの終わりで恩田希がクルクル回りながら服が変わるシーンがあまり恩田希に見えないのは私だけだろうか・・・。

第2話 「インパクト」

初めての対外試合が行なわれる。相手は全国No.1の久乃木学園。新しく蕨青南のコーチになった能見のコネで練習試合が行なわれる。内容はいたってしっかりとサッカーなのだが、やはり前回同様におかしなシーンが散見される。

例えば以下のシーン

(C)新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会

久乃木学園の背番号10のエース井藤がドリブルで仕掛けてくるシーンだが「コース切って!」と曽志崎が指示を出すわけだが、そこに画面右からCBの宮坂が走ってくる。いやいや曽志崎が捕まえろよとツッコミたくなるシーンである。思わず原作を確認してしまったが全くそんな描写ではなかった。

さらには以下のシーン。

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いやいや既にゴール目の前にあるし。どこまで切り込んでるんだよとツッコミたくなる。仮に本当にゴール目の前に来ているのならキーパーどこ行った??恩田もペナルティエリア内でこの角度でスライディングしたらPKになりますって・・・

もちろん原作はこのような描写ではありませんでした(笑)

さよなら私のクラマーはネタアニメなのでしょうか・・・。

第3話 「地獄の門」

今回は久乃木学園の試合の続きですが始まってすぐに思ったことがあるんですが、フォーメーションってどこかで紹介されていましたっけ?私は原作を読んでいるのでそこまで気にせずに観ていたのですが、初見の人はフォーメーション分からないんじゃないですかね・・・。私が見逃しているだけでしたら申し訳ありません。

今回も引き続き作画はイマイチですし??と思うところも何箇所かありました。一番のネタはこちらですかね。

(C)新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会

これスライディングする必要あります?絶対無いですよね(笑)サッカー観たことが無い人が創っているのでしょうか・・・。

周防すみれ(CV.黒沢ともよ)が本気を出して相手を抜きますが、それ以前に色々と端折り過ぎてなぜ周防のところにボールが来たのか分からなくなってないですか?周防がヤル気になって恩田達にボールを要求するシーンが無ければ恩田からしてもわざわざヤル気の無い左サイドよりもキャプテンの田勢のいる右サイドを使ってしまうと思うんですが・・・。

話数や構成上の都合で原作にある部分をカットするのは解りますが、カットしたことによって破綻が生じてしまっては本末転倒だと思います。

第4話 「フロンティア」

さすがにキーパーチャージのファウル取るの審判遅すぎますよね。まぁ、それはアニメとしての演出上仕方ないのでOKです。今回はサッカーシーンの描写はほぼありません。そのおかげと言ってはなんですが、今回はあまりツッコミどころはありませんでした(笑)

改めてストーリーは良いのでサッカーの描写をしっかりお願いしたく思ってしまいます。恩田が料理ができるというくだりは原作ではだいぶ後の方だったと思うのですが。アニメとして全何話で何クール構成なのか分かりませんが不完全燃焼では終わって欲しくないですね。むしろ出来れば原作では描かれなかった試合もやってもらいたいです。もちろん作画は気合入れてくださいよ(笑)

越前佐和(CV.若山詩音)の声が少しだけ佐倉綾音っぽく聞こえるのはわたしだけでしょうか・・・?

第5話 「恋わずらい」

今回もサッカーシーンの描写はほぼ無し。私がひとつ心配なのは進むの遅くないですか・・・?ってこと。前回と今回でストーリーが全然進んでない。『さよなら私のクラマー』のTVアニメが原作のどの部分までの製作を予定をしているのかは分かりませんが、前回と今回で省略してもいい部分はあったように思います。省略してできた時間を久乃木学園との試合に使って欲しかった。今回の最後ではいかにも重要人物であるかのように新キャラの九谷怜(CV.内山夕実)が登場して終わりますが、原作の最後までアニメ化が決定しているのでしょうか。

サッカーアニメですからサッカーシーン以外の作画にそこまで気合を入れる必要性は無いかもしれません。ですが、それでも陰影が無さ過ぎるというか、服にシワが無いから陰影が無いのか分かりませんが、もう少し頑張ってもらいたいです。

(C)新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会

※フレアはあるけど・・・。

薄々感じてはいたのですが、原作でも普段の会話などの描写は曽志崎が多いですが、悠木碧がキャラにハマっていて、日常の描写では恩田希の存在感の薄さがより一層際立ちます。 悠木碧恐るべし・・・。

第6話 「追う者、追われる者」

前回の続きのフットサルですが、3話目まではサッカーシーンにツッコミどころが目立っていたのですが、今回のフットサルに関してはツッコミどころは見当たらなかったように思います。もちろん作画が良かったというわけではありません・・・。個人的な主観での話になってしまいますが、今回でいえば恩田が九谷を吹っ飛ばして喧嘩売るシーンなど『さよなら私のクラマー』の原作ではちょっとしたワンシーンのカッコ良さなどが多々あります。できればアニメ化するにあたって、よりカッコ良くして欲しかったと思ってしまいます。『四月は君の嘘』のアニメくらいのクオリティが欲しかったです・・・。

フットサル大会側は声優の演技も良かったと思いましたが、田勢サイドの4人の演技はイマイチでした。4人全員ではありませんよ、誰とは言いませんが・・・。

フットサルシーンでのツッコミはありませんでしたが、こちらはツッコミます。

(C)新川直司・講談社/さよなら私のクラマー製作委員会

橋の上、斜めの角度からの視点なのに車が完全に真横から見た状態です。小学生じゃないんですから・・・。そもそも、この構図の必要性ないと思います。よく分からない構図ですし。

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