2021/09/26 総評を追加しました
あらすじ
触りたくても触れないといった、世界でとても切ない両想いがそこにあった。幼少期、触れたもの全てを死なせてしまうという呪いを魔女によってかけられた貴族・坊ちゃんがいた。この呪いから周りで拒絶されてしまうことになった坊ちゃんは、森の奥にある大きな館で孤独な生活を過ごしている。坊ちゃんを支えるメイド・アリスがいたが、彼女の存在が坊ちゃんにとってはとても悩んでしまう種の一つだった。その理由は日常的にアリスが逆セクハラを仕掛けるからであった。危ない距離感で誘惑するアリス、そしてアリスが愛しいが手を繋ぐことを許そうとしない坊ちゃんであった。この2人は、果たして純愛の実を結ぼうとするのか
引用元:ウィキペディア(Wikipedia)
初回放送レビュー
設定などは興味をそそるが、結末だけ知ることが出来れば満足できてしまう気もしてしまいます。
もちろん第一印象なので今後イメージがどう変わるかは分からないのですが、正直なところ3Dじゃなくても良かった。現状でもアリス(CV.真野あゆみ)は可愛いが3Dが少し気になってしまう。そこまで激しい動きの描写のある作品ではないと思うが何故3Dにしたのだろうか・・・。
ゆったりとした時間の流れを感じることの出来る作品となってはいるが、次回を観たいと思わせるパンチ力には欠けている。一週間空いた時に続きを観ようと思わせる何かが必要ではあると思う。
別に何がダメというところがあるわけではない、良いところが見当たらないことに問題がある。昨今1クールにアニメがたくさんある中で人気作になるためには何かしらのセールスポイントが必要だろう。もしそれがトゥーンレンダリングだとしたら私は見当違いだと思う。NHKの人形劇のような感じを受けてしまうし、世界観を出し切れていない気がしてしまう。
アリスというキャラクター性にOP曲・ED曲も真野あゆみが参加しているということもあり、真野あゆみファンにはたまらない作品にはなっているとは思うが・・・。
放送中間時レビュー
各キャラクターの個性は立っているし、ほのぼのとした話でも最後はどうなってしまうのかというストーリーの着地点も明確になっていて楽しみやすい作品となっている気がします。
しかし、やはり気になってしまうのはトゥーンレンダリングだということ。このアニメの楽しみには坊ちゃんとアリスのやり取りを楽しむがメインになっていると思います。しかし3Dですと少し人形的な、アンドロイドみたいというか少しばかり心情を描写し切れていないと感じます。
もちろん3Dでも心情をしっかり表現はできているとは思いますが、2D作画であればそれ以上にディティールにこだわった心情描写ができたはずです。心情描写以外にも世界観などもより出すことができただろうし、そうなれば視聴者もより没入感というものを得られることができるのではないでしょうか。
今後、最後まで観たときにこれは3Dで正解だったねとなる可能性は少なそうではありますが、この描写がやりたいから3Dにしたんだというシーンを少しでも垣間見れたらいいかなと思います。
他の3D作品と比べれば動きの違和感も少ないですし、出来は良いと感じました。
~総評~
途中から薄々とは感じていましたがやはり解決せずに最終回を迎えてしまいました。しかしアニメ終了後には続編決定のお知らせが・・・。これはありがたいですね、正直これで終わりでしたら先が気になってしまいます。
3D作品ということもあって人によっては観るのに抵抗がある人もいるかと思います。私自身もあまり3Dは得意ではありません。しかし、本作品は3Dではありますがあまり3D3Dしてないと言いますか、ちょっと違和感のある2Dぐらいの感じで観れる作品となっています。なら最初から2Dで制作しろよと思われる方もいるのではないかと思いますがそこは置いておきましょう。ちなみに私もそう思っています。
内容としては、最初は孤独を感じることが多かった坊ちゃんですが最終回ではアリス以外にも心を許せる仲間も増え、妹や弟とも良い関係になっていきます。最後には母親も坊ちゃんを認めてくれるような描写もあり、心温まるハートウォーミングな内容となっています。
今後どのようにして呪いを解くのか。呪いが解けた後の坊ちゃんとアリスの関係などが気になりますし、魔女の元にいたアリスの母親らしき人の謎など気になる点はたくさんあります。
できれば一年以内に続編をやって欲しいところではあります。まだ視聴していない方は続編の前にイッキ見するのも良いと思います。
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