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『白い砂のアクアトープ』の評価・感想

(C)projectティンガーラ
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第7話 「アイスで乾杯」

一応のところ海回ということになっていますが肌色成分は少な目となっています。風花の水着しーんぐらいしか無いですね。

今回の話では空也の話となっています。空也がどういった経緯でがまがま水族館に来たのか、ヤル気の無い感じに見えてもどれだけがまがま水族館のことを思っているのかというところが描かれています。
今まではくくるのがまがま水族館を存続させたいというところばかりが描かれていましたが、今回でくくる以外にとってもがまがま水族館がどれだけ大切なものなのかということが分かりました。そんな空也のことを考えておじぃも空也にがまがま水族館の後にまた水族館で働けるように他の水族館を紹介してくれるなど心温まるエピソードとなっていました。

本作で描かれることはないと思いますが、女性が苦手な空也と夏凛がいい感じなのも気になります。

アバンタイトルで本編のワンシーンだけやって、本編でそのシーンに時系列が追いつくという展開は結構ある使い方ではありますが、これでいいのです。『ピーチボーイリバーサイド』もそれくらい簡単な時間軸の振り方でいいと思うのですが・・・(笑)

水族館が存続できるにしろ、結局閉館してしまうにしろ、最終回はハッピーエンドなのでしょう。そう視聴者に思わせる温かみのあるアニメですね。

第8話 「crab crisis」

もう温かみしか感じません。ただただほっこりさせられます。病院の子ども達の為に移動水族館をやるって、実際によくやられていることなのでしょうか・・・。こういったちょっとしたことからストーリーを展開させられるところや、この話をきっかけに夏凛やうみやんのがまがま水族館の閉館に対する思いに話を進められることに感心します。

今回のサブタイトルは「crab crisis」ということですが、今までのサブタイトルのように特に捻りも無くつけたものなのか、それとも何かしら意味があったのか気になります。サブタイトル自体に深い意味は無いのでしょうが、何故カニだったのかというのは私の中で少し気になったポイントです。

うみやんと愛梨ちゃんの切れかけてた縁をあえて切るというイメージの強いカニをつかって、縁というものが強いものであることを表現するためだったのかとか、横にしか歩けないカニをきっかけに愛梨ちゃんが前に歩き出せるようになるというものだったのかなど、普通に観ているだけなら気にならないところかもしれませんが、そこに何かしらの意図があるのではないかと考えて観た方が楽しめると思います。

また、それを制作側が意図的に誘発しているのだとしたら素晴らしいですね。

第9話 「刺客のシンデレラ」

いつも非の打ち所のない出来となっていますが今回は特にちょっとした掛け合いがとても面白く非常に楽しめました。

がまがま水族館に研修に来た南風原とくくるのペンギンのシーンでの掛け合いや風花とくくるの一緒に寝よというシーンなどは思わず笑ってしまう出来となっていました。

うどんちゃんがお弁当を届けたシーンでは南風原の対応にうどんちゃんがサバサバしてる~今日のメニューの塩さばと少しかけているのも些細なことながらこだわりが伺えます。

アニメの終わり際では風花にルカちゃんから電話が来たり、くくるがアクアリウムティンガーラの建設予定地を見に行くなど、ここからのストーリーがより一層展開していきそうな感じで終わります。最終話に向けてどのような結末が待っているのかが楽しみです。

第10話 「置き去りの幻」

一言で言ってしまえば溜め回ですね。特にこれといった盛り上がりは無いですが最終話がどうなるのだろうという布石を置いてきたという感じです。

がまがま水族館はどうなるのか。くくるの今後は。楓花は芸能界に戻るのか。など結末が気になる伏線を敷いてきました。今回では全く触れられることの無かった前回の終わりでくくるがアクアリウムティンガーラを見に行ってきたことが最終的にどこに繋がってくるのか気になります。

奇跡体験でがまがまに客を呼ぼうとした事に夏凛は反対し、櫂は奇跡体験をしましたがくくるには嘘をつきます。くくるに余計に期待させてはいけないという櫂の優しい嘘だったのでしょうか・・・。櫂とくくるの出会いや櫂が2:30に起床して漁の手伝いをしてからがまがまも手伝ってくれていることなども描かれていて、人と人との思いがしっかりと描かれている作品だなと改めて思わされました

そういったことを一切他のところに気を取らせずに観せることができる P.A.WORKSの仕事も素晴らしいの一言です。

第11話 「籠城の果て」

アバンタイトルからまさかの展開・・・。閉館断固反対ということで水族館にくくるが立て篭もります。このこと自体はあってもおかしくないストーリーの展開ではありますが、11話にしてこの展開という事はがまがまの閉館は免れることはできないということ。

そんな立て篭もりのところに台風が来るということで、くくると風花の絆や風花が水族館の仕事をしっかりとできるようになってきたこと他のメンバーもがまがまを大切に思っていることくくるが水族館を存続させようとしていたが本当に一番に考えなければいけなかったのは水族館の生き物だったことに気付くなど、様々なことが描かれている一話となっています。

この話の最後では「閉館・・・なんだね」と呟くくくるが描かれていますが最終話に向けて、今後がまがまのメンバーががまがま水族館が閉館した後にどのような選択をするのか気になります。

全てが腑に落ちるようなハートウォーミングな終わり方になるのが私の希望です(笑)

第12話 「私たちの海は終わらない」

つい最近までこのアニメが2クールやるというのを知りませんでした・・・。第1部、第2部と言った感じでしょうか。がまがまが閉館するまでが第1部という事になりますね。正直なところ私はがまがまが閉館して、それぞれが未来への第一歩を歩み始めて最終回を迎えるのだと思っていましたが違ったみたいです。

第1部の最終話ではがまがまの閉館、風花との別れが描かれ、くくるが一回り成長することができる内容になっています。第9話の最後でアクアリウムティンガーラを見に行っていたとこからしても、くくるがアクアリウムティンガーラで働くのが第2部となるのでしょう。

筆者としてひとつ気になった点はくくると風花の別れはしっかりと描かれてはいましたが、風花とがまがまのスタッフ、さらには風花とがまがまの生き物達との別れが描かれていなかったのは少しばかりマイナスポイントです。特にペンギンのチョコと風花との別れぐらいあったほうが風花がどれだけがまがま水族館の一員として打ち解けられたかというのが、もっと視聴者に伝わったのではないでしょうか。

第2部ではどのような展開で最終的にどういった話になっていくのかは分かりませんが、このアニメが2クールあったことは嬉しい誤算です。

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