第13話 「海の遥かなティンガーラ 」
第2部の始まりになります。アバンタイトルから既に時間が経過してスーツ姿のくくるが登場です。新社会人と言うことなので第1部から約7ヶ月の時間経過になります。
なんとみんながアクアリウムティンガーラにいます(笑)がまがまの元スタッフはもちろんですが夏凛ちゃんに櫂までいます。いないのは風花とうどんちゃんぐらいです。
くくるが飼育員ではなく営業部に配属されてのストーリーとなりますが、今後はくくるの営業として仕事に奔走しながら成長していく内容となりそうです。
第2部からの出演のメンバーには小松未可子、安野希世乃、東山奈央となかなかのメンツが並びます。もちろん以前がまがまに研修に来ていた石川由依もいます。そういった意味でも第2ぶも楽しみです。
営業に配属され仕事も上手くいかなくて落ち込んで浜辺で泣いているくくるの元にまさかの風花登場で第13話は終わります。前回の「またすぐ会いに来る」と言っていた言葉がまさかこんなに早く実現されるとは・・・もちろん7ヶ月の時間は経ってはいますけど。
風花もアクアリウムティンガーラで働くのでしょうか・・・?今後の展開も楽しみです。
第2部からOPもEDも変わりますがこれらも世界観を壊さない曲に素晴らしい映像で文句なしです。
それにしてもこのクオリティを継続しながら2クールに突入できるP.A.WORKSのレベルの高さには感動します。水族館の作画のクオリティには改めて驚かされました。
第14話 「ペンギンチェイサー 」
まさかの風花登場からのまさかのティンガーラに就職。現実ではそう無いシチュエーションですがアニメならではの王道的展開はやはり良いものです。風花が岩手に持って帰った赤い長靴をしっかりと描写しているところも細かいながらも良い仕事です。
がまがまでペンギンに苦戦していた風花がペンギンの担当になり、頑張ってテストに合格することでバックヤードツアーにペンギンを組み込むことが出来るという、小さいながらも風花とくくるのお互いの絆が描かれています。また、そこに一役買ってくれた米倉マリナ(CV.東山奈央)ですが、この声だけで良い人なのが分かってしまうくらい東山奈央という存在の偉大さは素晴らしいですね。
これだけ水族館の中の景色がある中で、どのシーンを観ても高クオリティが維持されている制作陣の頑張りには毎回のことながら驚かされます。
今回Cパートでは一緒に料理をするシーンがあり、お隣に引っ越してきたなりのシチュエーションが描かれていてほっこりとする良い構成だったと思います。
第15話 「ウミウシ大論戦」
くくるが営業の仕事に大奔走する回となっています。仕事ひとつひとつに文句を言ったりはするものの飼育部にいきたいだとか、営業部は嫌だとかそういったことを言わなくなります。まだまだミスも多く営業の仕事に慣れてきたとは言い難いですが、目の前の仕事に全力で取り組む一直線なくくるらしいくくるが描かれています。
そんな一直線なくくるが副館長とぶつかり合うこともありますがその一直線な気持ちと情熱が島袋薫(CV.小松未可子)と意気投合することとなります。こうしてアウェイ感のあるティンガーラにまた一人くくるの味方が増える、いかにも青春群像劇にありそうな展開が筆者は好きです。
こういった多くの人が好きであろう王道の展開を事前に伏線をバラまきながら最高のクオリティで提供されれば、ありきたりの展開ではなく王道の展開として視聴者に受け止められることを制作側も理解しているのだと思います。ありきたりな展開と感じる場合には制作側が何かしらの落ち度があるのだと筆者は思います。『王道』と『ありきたり』は紙一重ですから。
きっと最後にはティンガーラの全員がくくるのことを認めてしまうはずです。
第16話 「傷だらけの君にエールを」
南風原さんの回となっています。話の中では良い感じで終わりますけど筆者個人の意見としては何だか納得いかないです。話の内容に納得がいかないという訳ではなく、南風原さんはもっとくくるに感謝も謝罪もするべきだと思うのは私だけでしょうか・・・。くくるの器の大きさには感心させられます。私ならいくら小さな子供がいるからといってシフトの特別待遇に急な欠勤だけでも腹が立つのにさらに逆ギレなんて絶対に許す気にはなれないと思います。
まぁ、筆者個人の意見は置いといて、ティンガーラでもくくるを中心にがまがま水族館魂が浸透しつつあるのかもしれませんね。空也もペンギンのヘルプに入るなど、がまがま水族館出身は何でもやっていたこともあって優秀なのかもしれませんね。
くくるはもちろん色々とすごいですが風花は18歳とは思えないくらいに大人で凄すぎですね。
第3話で登場した竹下先生がここに来て再登場とはやはり花澤香菜なだけのことはあるなと思ってしまいました。
第17話 「くつろぎ処海月風」
一応、第17話ということになってはいますが番外編という立ち位置でもやれそうな内容の回となっています。登場キャラクター達のいつもとは違った一面を見ることができます。
必要な回だったのか話数の調整の為なのかは分かりませんが面白いのでOKということにしておきましょう。アバンタイトルのくくると風花がシフトを見せ合うところなんかにも働いているなりの小さな喜びが垣間見えてリアリティがあってとても良いと思います。
南風原さんや薫さんがこの会に来てくれる時点で随分と仲良くなったんだなという感じもありますが、くくるが自然と南風原さんのことを知夢さんと呼んでいるのがお互いの距離が近くなったことを描写できているのだと思います。
第16話と第17話の間にどれだけの時間経過があったのか、それとも第16話の件で二人の距離が一気に縮まったのかは分かりませんが、これから先はティンガーラ一丸となって問題に立ち向かっていくことになるのでしょうか。
第18話 「あかりの灯るとき」
サブタイトルの通り朱里ちゃんの回となっています。
コスプレイベントをやることになるのですが、前回からの流れもあってティンガーラの全員が皆コスプレに参加してくれます。今までだったら断る人もいたでしょうが今回はものすごく協力的です。
そんななかでも朱里だけが違う空気感の中で仕事をしているわけですが、前述したとおりサブタイトルのごとく朱里の心に灯りが灯るのを描いている24分となっています。
時間経過を描くのは比較的簡単なことですが、こういった人間関係における時間経過や進展を違和感無く描けるのは地味ながらもとても難しく大事な事だと思います。
副館長がコスプレして登場の流れでEDに入りますが正直終わり方としてはオチとしてもイマイチですし、次回への伏線も無くよく分からない終わり方だと思いました・・・が、その辺はもちろん制作側も分かっていますのでしっかりとCパートがありました。
こういったところに抜かりの無いのが良いアニメの条件ですね。
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